メディアクラフトのNATOC Nゲージ自動列車運転システムは、講談社、週刊SL鉄道模型のNゲージレイアウトをコンピュータ制御をするシステムです。
 この他昭和の「鉄道模型」をつくるおよび「鉄道模型少年時代」のレイアウトにも対応しています。
 NATOCは最新の画像認識システムを使っておりUSBカメラ(Webカメラ)を接続するだけで列車の位置検出ができますので特別なセンサー等の設置の必要はなくレイアウトの改造の必要はありません。

 なお列車を制御するためにインターフェイスを設置する必要があります。
 USB I/Oコントローラとして共立電気産業株式会社のRBIO-2Uを採用していますので列車を制御させる場合は別途、購入していただく必要があります。
 またバージョン3ではこの他Arduinoやサーボモーターを使ったインタフェイスもサポートしています。
 本ドキュメントでこれらを使ったインタフェイスの接続方法も紹介しています。

 USBカメラやI/OコントローラがなくてもNATOCを使用することができます。その場合はシミュレーションモードでコントローラーや列車制御プログラムで列車がどのように動くかをシミュレーションする事ができます。
 またレイアウトエディタを使ってレイアウトのデータをカスタマイズすれば昭和の「鉄道模型」をつくる以外のレイアウトにも対応できます。NゲージだけでなくHOゲージにも対応可能です。

 NATOC SDK(ソフトウェア開発キット)を使えば、昭和の「鉄道模型」をはじめNゲージレイアウトをコンピュータ制御するプログラムがVisual BasicやVisual C++で簡単に作れます。  詳しくはこちらをご覧ください。

 バージョン3では、>週刊SL鉄道模型の転車台の制御をサポートしました。
 コンピュータ画面のコントローラーで転車台を操作したり自動運転では自分の作ったプログラムで転車台を動かす事もできます。

 NATOCはフリーソフトとして提供しています。ダウンロードはこちらからできます。

免責事項
 本ソフトウェアを使用することによって、発生した損失や損害に対して株式会社メディアクラフトは一切責任を負いません。
 特にI/Oコントローラの接続ミスにより電動ポイントが破損する事がありますので十分注意してください。


目次

 プログラムの起動

 カメラによる列車位置の検出

 コントローラーによる列車の手動操作

 プログラムによる列車の自動運転

 シミュレーション操作

 音声認識による列車の操作

 その他のレイアウト

 レイアウトデータの作成

 レイアウトエディタのオプション機能



 標準インタフェイスの接続方法
 標準インタフェイスの設定
 拡張インタフェイスの設定

 高度な設定

 オプショナルパーツの設置例

 複数ポイントのレイアウト

 サーボインタフェイス
 Arduinoインタフェイス
 列車の速度制御

 Androidインタフェイス
 Raspberry PIインタフェイス

 NATOCのダウンロード

 補足資料