駅前踏切電動化完成
2009年11月7日
昨日に引き続き鉄道模型少年時代の遮断機の電動化の続きです。
今回はLEDをちゃんと組み込み対面の遮断機の点滅も行いました。
これで駅前の踏切の電動化は終了です。
1.6mmのチップLEDを使ったためこの実装に手間取りました。
LEDの組み込み等の改造は他でもいろいろやられていますの今回やった方法は参考程度に留めておいてください。もっとベストな方法があると思います。
LEDチップの取付け
前回レポートしたようにLEDの配線は3本にまとめられます。
4本が3本になっただけでもかなり取り回しが楽になります。
今回もリード線はACコードの銅線を利用しています。
太さが丁度いいようでまたエナメル線のように半田付けするのに削らなくてもいいので無精者の私にはもってこいの材料です。
またACケーブルはどこにでもあるし1本に何十本も銅線が詰まっているのでほとんどタダ同然です。
ただ裸線なのでお互いの接触には注意してください。
まず銅線の端に結び目をつけてその中に別の銅線を通して結び目を縛ります。
縛った所を半田付けして通した銅線を結び目から5mmづつの所をカットします。
また結び目を作った先もカットしておきます。
下の写真のようなTの字のような形になります。
前回のレポートのようにLEDのアノード(+側)はひとつにまとめられますのでこのTの字の両端にLEDチップのアノード端子を半田付けします。
LEDチップの極性は裏(緑の方)のパターンを見ればわかるようですが、私にはサッパリ分かりません。
そこで私がやっている方法をご紹介します。
テスターのレンジを1KΩにして適当にチップの端子に当てます。
このレンジだと逆に当ててもチップは壊れる事はありません。
電流が流れる方向だとLEDがかすかに光ります。(写真だとよく分かりませんが)
注意しなければいけなのは光った時テスター棒の黒(−)を当てた方がアノード(+側)になるという事です。
またテスターを当てたり半田付けをする時は両面テープで固定しておかないとLEDがどこかへ行ってしまいます。
2つのLEDのアノード端子の半田付けが終わったらカソード(-側)に別の銅線をそれぞれ一本づつ半田付けをします。
悪戦苦闘しながらどうにか半田付けが完了しました。
細かい作業なので根気良くやってください。(チップLEDは結構、熱に強いようです)
ここでちょっと裏ワザを使います。
チップLEDは四角いので警報灯のように丸く見せるためマスクをします。
ここで登場するのが毎度おなじみ(といっても今回の方式では登場していませんが)AVケーブルの皮膜です。
これをなるべく薄く輪切りにしてください。
輪切りにしたものをLEDチップの発光部に瞬間接着剤で貼り付けます。
この時、発光部を確認するためテスターを当てて光らせながら作業してください。
AVケーブルだと実物より少し大きくなります。スケールにこだわる人はもう少し細いケーブルを使った方がよいかも知れません。
これを警報機の警報灯の部分に瞬間接着剤で貼り付けます。
と簡単に書いていますが、この作業結構難しいです。
接着面が小さいのでなかなか接着できません。
これでも接着剤かと思うほどです。
鉄道模型少年時代3号で提供された多目的ボンドで固める方がきれいに固まるようです。
前回のように遮断機のベースに3ヶ所穴を開けてリード線を通してます。
リード線を引っ張り(あまり引っ張るとLEDの接着が取れるので注意)、抜けないように穴の部分に接着剤(ゴム系接着剤使用)をたらしておきます。
最後にリード線や半田を黒の油性ペンで塗って目立たなくしてください。
瞬間接着剤で白濁化した所があれば塗っておいてください。
くれぐれもLEDの発光部には塗らないようにしてください。
遮断機の取付けと配線
増設した遮断機はこのレポートと同じ手順で設置します。
LEDの配線は、すでに配線済みのLEDに並列で配線します。
実際に点滅させた時の写真です。
駅前踏切を動作させている動画(YouTube)です。
最後に駅前踏切の電動化にあたって今までのレポートをまとめておきます。
電動遮断機のベースへの組込み
電動遮断機のギアボックスの交換
電動遮断機の警報機の点滅
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