電動遮断機の警報機の点滅
2009年11月6日
2010年3月13日改訂
次の段階として警報機の点滅させてみます。
警報機の点滅は、以前別の方式の時やっていますが今回動作方式が変わったため少し変更しました。
今回も遮断機をスイッチ代わりにして警報機の点滅のON/OFFを制御します。
なお点滅自体は簡単な電子回路(フリップフロップ)を使っています。
点発珍というキットも発売されていますがパーツを揃えて同等のものを作成しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
なお警報機のLEDの組み込み等の改造は他でもいろいろやられていますのでここではあまり詳しくは説明していません。
とりあえずチップLEDを警報機に付けただけなのでやり方はあまり参考にはならないと思います。
LEDチップの取付け
LEDチップ(1.6mmのもの使用)にリード線を半田付けしました。
リード線はACコードの銅線を1本使用しています。
LEDのアノード(+側)は両方とも+に接続するので1本にまとめられます。
LEDのカソード(-側)は別々の場所に接続するので計3本のリード線で配線します。
LEDチップ(1.6mmのもの使用)を警報機にゼリー状の瞬間接着剤で取付けました。
鉄道模型少年時代で3号提供された多目的ボンドで固める方がきれいに固まるようです。
遮断機のベースに0.5mmの穴を3ヶ所開けて鉄道模型少年時代の木製ベースの裏でフリップフロップに接続します。
警報機のスイッチ作成
0.5mmの真鍮線を10cm位に切ったものを用意します。
スイッチの素材は電気を通すものなら何でも良いと思いますが、あまり硬いとクランクアームが途中で止まってしまいます。
また柔らかすぎると遮断棒が上がっても元に戻らなくなってしまうので適度の反発力が必要です。
今回は遮断棒の上下させるロッドと同じものを使いました。
木製ベースに固定するためのビス穴を作ります。
真鍮線の端をドライバーに巻きつけてビス穴を作ります。
この真鍮線は遮断機を固定したビスを使って木製ベースに固定します。
この真鍮線を写真のような形状にします。
矢印の部分がクランクアームと接触する部分です。
取付けてからクランクアームに合わせて形を整えますのでとりあえず適当な形にしておいてください。
スイッチにするクランクはどちらでも構いません。
遮断機のビスに取付けてクランクアームと矢印の部分が接触するような位置にしてください。
遮断機の取付けビスをひとつ外してそこにこの真鍮線を取付けます。
この時いっしょにリード線も付けてください。この線はフリップフロップの電源(+)に接続します。
ギアボックスが金属製の場合はギアボックス本体の取り付けビスにリード線を接続します。
なおギアボックスが金属製でない場合はクランクアームの穴(ロッドが差し込まれている以外)にリード線を2mmのビスナットで接続してください。
このリード線は電池ボックスの+に接続します。
真鍮線の形を整えて矢印の部分がクランクアームに垂直に当たるように調整します。
クランクアームを動かして遮断棒が降りた状態にしてください。
この時真鍮線がクランクアームに少し押し付けられるように真鍮線の形状を調整してください。
クランクアームを動かして遮断棒が上がった状態にしてください。
この時真鍮線とクランクアームが離れるように真鍮線の形状を調整してください。
点滅装置のオンオフを遮断機による接続切断で行うとLEDに過電流が流れてLEDが切れる場合があります。それを防止するためCRD(定電流ダイオード)を追加しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
電装品の配置と配線
フリップフロップと電池ボックスを木製ベースの裏に配置します。
今回電源はフリップフロップが4.5V、モーターが1.5Vで駆動させます。
点発珍の許容電圧はDC6〜DC9となっていますが4.5Vでも動くようです。
別々の電源でも構わないのですが単三3本の電池ケースを少し改造してモーター用に電池1本から電源を取るように配線しました。
モーターも4.5Vで動かしても構いませんが、1.5Vの方がゆっくり動いて音も静かです。
また1.5Vだと電圧が低すぎてモーターが途中で止まってしまう時は乾電池2本からモーター用の電源を取って3.0Vで駆動してください。
フリップフロップと電池ボックスは両面接着シート(強力タイプ)というもので木製ベースに貼りつけました。
接着シートは100円ショップ等で簡単に手に入ります。
下の回路図を参考に配線をしてください。
反対側の警報機も点滅させる場合はフリップフロップのLED出力に並列でつないでください。
配線済みの木製ベースの裏側です。(もうすこしきれいに配線してください)
実際の動作
実際に動かした点滅実験の写真です。遮断機が開いた時と閉じた時です。
遮断機の点滅実験の動画(YouTube)です。
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