電動遮断機のギアボックスの交換
2009年10月31日
鉄道模型少年時代の木製ベースに組み込んだ電動遮断機のギアボックスを低速のものに交換しました。
前回使ったシングルギヤボックス(楽しい工作シリーズ)と同じシリーズにユニバーサルギヤーボックスというのがあります。
以前見た写真はシャフトが垂直方向に付いていたので使えないと思っていましたが水平方向にも付けられる事が分かったので試用してみました。
このギアボックスのギア比は最高719:1でシングルギヤボックスに比べて半分以下の回転速度が構成できます。
従って遮断機の開閉をゆっくりにする事ができます。
シャフトが下側の横方向になるように組み立てます。ギア比は低速(719:1)になるようにします。
シャフトは六角の他に両方にネジが切ったものが付属していますが六角のものを使いました。(ネジが切ってあるとゴムジョイント調整がやりにくいかも知れません)
説明書通りに組み立てたのですがモーターが回ってくれません。
原因は2枚重ねたギアのスペースが狭すぎてこのギアが回らないようです。
写真の緑の矢印のギアの面を少し削りました。(ヤスリで削っておいてカッターで面を滑らかにする)
なお一番前方のギアは金属ギアとかみ合う部分なので削らない方が良いと思います。
たまたま今回使ったパーツ(二組)だけがロット不良だったのかも知れません。
組み立ててみて正常に回転しないようでしたら。上記の方法を試してみてください。
念のため模型用のグリスを塗っておきました。
シングルギヤボックスにはグリスが付属していたのですがこのギアボックスには付いていません。
またクランクアームも付属していませんので金属クランクアームを別途購入してください。
遮断機の加工と取り付け方法は前回と同じです。
ただシャフトの位置が低くなるので遮断機の取付けビスとの干渉に気を付けてください。
今回の電源は1.5Vの電池を1本にしました。
電圧を下げる事でより低速に回転します。
ギアボックスを交換した電動遮断機の開閉テストの動画(YouTube)です。
前回のシングルギアボックスものに比べてかなりゆっくり遮断機が開閉するようになりました。
こちらのギアボックスの方が本物の遮断機に近い動きが実現できます。
ただそのままではギアボックスが動かない(今回使用したパーツだけかも知れませんが)ので注意してください。
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