意地でも車高キープ
2012年12月17日
2012年12月19日訂正


 前回2000GTの前方の車高がおかしいという事で前輪の取り付け方を上下逆にしました。

 結局シャコタンだったのは私の車だけで左右のサスペンションアームを逆に取り付けていたのが原因でした。詳しくはこちらを参照してください。

 車高やフロントサスペンションの形状は実車に近いものになりましたが、52号の組み立てでちょっと厄介な事になりました。
 ステアリングタイロッド(以下ロッド)で左右のホイールを接続するのですが上下逆にしたためホイールの位置が低くなっているのでロッドの接続部とホイールの接続部が離れてしまいそのままでは接続できません。



 下は今回の組み立てガイドと30号のデザイン&メカニズムの写真ですが明らかに形状が違います。
 特に右の写真はロッドとの接続を外した状態ですがロッドが真っ直ぐなってロッドがホイールのかなり上の方にある事が分かります。



 ホイールの接続部が低い位置にあるためロッドの下側に接続する必要があります。
 厄介な事にロッドがホイル接続部の下から取り付けるようになっているのでロッドの上側にネジが切られていて下側には貫通していません。
 最初は棒状のものをロッドの下側に接着しようと考えましたが、接着では強度が足りずステアリングを動かした時壊れてしまう可能性があります。

 ここは思い切ってロッドを貫通させてビスで取り付けました。
 ピンバイスを使って貫通させたので金属製のロッドにはかなり手こずりました。(金属製なので貫通させても強度を保つ事ができましたが)
 貫通させましたがロッドのネジ山は残していますので元の状態に戻す事はできると思います。

 ロッドとホイ―ルの接続は2mmの長めのビス(ロボゼロのサーボ取付用)を使用しました。
 ホイールの接続部の穴はロッドの接続部を通すため大きく開けられています。
 2mmのビスでは大きさが合わずかなり遊びができるためオーディオケーブルの被膜をビスに被せてちょうどいい太さにしました。



 今回の改造にあたってディアゴスティーニの組み立て手順に従い上下を元に戻してやってみました。
 その場合ロッドの位置が少し上になってしまいエンジンのオルタネーターファンが干渉してしまったのですが今回はロッドの位置が下に下がったので干渉はなくなりました。



 ビスを適当な長さにカットしてからツヤ消しの黒をタッチアップして完成です。

 今回の件でディアゴスティーニの前輪の組み立て手順に間違いがない事は明らかになりました。
 一度は車高を高くするのは諦めてディアゴスティーニの指示通りホイールの上下を元に戻してしまいました。
 しかし低くなった車高を見るとちょっと違うんじゃないと思い今回の改造に至りました。
 一度乗りかかった船なので(沈没するまで)乗り続けてみます。

 現時点での私のような改造はあまりお勧めできません。
 もしかしてボディの取り付け位置が調整されていてボディが水平になるように設計されているのかも知れません。
 その時は私も元の状態に戻す必要があります。

 車高をキープするのに今回の改造が必要となりましたが今後の組み立てでは前輪の位置が関係するものはないものと思われます。
 後はボディを取り付ける時のお楽しみという事で。

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