零戦のアクリルケースケース作成
2011年9月4日


 前回重い腰を上げやっと零戦が完成させましたがその勢いに乗ってアクリルケースを作成しました。
 今回の零戦は出来がいまいちで前回は塗装で多少ごまかしましたがアクリルケースに入れてもっとごまかそうという魂胆です。
 今まで講談社の昭和の鉄道模型を作る、デアゴスティーニのハーレーダビットソンとフェラーリエンッオとアクリルケースを作ってきました。
 今までは台座がありそれに合わせてアクリルケースを作ってきましたが今回は台座がないのでそれも作成する必要があります。
 しかしアクリルケースに合わせて台座を後から作れるので今回の方が楽かも知れません。
 これまでの模型は奥行きがないので割とコンパクトなケースが作成できたのですが今回はかなり奥行きを必要とします。
 極力奥行きと高さを小さくして大きさを抑えるつもりです。

 ケースを作るためのアクリル板はいつものはざい屋さんでカット込みで注文しました。
 アクリル板の規格品のサイズは450mm,600mm,910mmなので長さはこれに合わせて600mmにしました。
 600mm×910mmで天板と側板(長い方)2枚を切り出します。
 高さは実測で190mmとしたので天板の奥行きは522mm(ノコギリしろが4mm)と割り出しました。
 主翼を斜めにすればなんとか納まりそうです。
 しかしこれが大きな間違いで後で苦労しました。

 アクリル板の組み立てはフェラーリのアクリルケースケース作成を参照してください。
 アクリル板の板取については設計が間違っていたので今回は掲載していません。

 アクリルケースの接着が終了した時点で実物を入れてみました。
 しかし水平尾翼が干渉してしまい数センチはみ出してしまいました。
 今回奥行きを極力小さくするため全長と主翼を計算して奥行きを決めていましたが水平尾翼まで考慮していませんでした。
 アクリル板を発注する前に段ボール等で仮のケースを作って実物が無事納まる事を検証すべきでした。

 またアクリル板を再発注して作り直す気にもなれないので何とかこのケース納める事にしました。
 実は主翼も斜めにしても少しはみ出るので先端を少し折り曲げてケースに収めます。
 水平尾翼も折れるようにすれば何とかなりそうです。



 もちろん実際の零戦にはこんな機能はありません。

 気を取り直して台座を作成します。
 台座は5.5mm厚のシナベニアにカットして使います。
 台座の大きさはケースより10mm(もっと短い方が良いかもしれません)はみでるようにしました。実際のケースより縦横20mm大きくカットします。
 航空母艦赤城の甲板をイメージした壁紙を貼って雰囲気を出します。



 台座にケースを置いてマスキングテープでコーナーに印を付けます。

 ケースを固定する枠はベニア板の端に付けるモールを使います。
 最初はビス留を考えていたのですが(強力)両面テープで大丈夫そうです。



 アクリル板の厚さが3mmで多少遊びを考慮して先ほどのマークより5mm位中に貼ります。
 お互いのモールが干渉しないように多少短めにカットしてあります。


   実際に零戦を入れて完成です。



 水平尾翼が片方折れ曲がっていますが気にしないでください。
 デアゴスティーニ・ミュージアム?に仲間入りです。



 奥行きをかなり短くしたつもりですが他のケースより20cm近く出っ張ってしまいます。


    今回ついでに講談社鉄道模型少年時代のアクリルケースも作成しました。



 大きさは昭和の鉄度模型とほぼ同じですが高さを150mmと低めにしてみました。

目次に戻る