SL鉄道模型転車台電動化(転車台電源改造編)
2013年2月25日
SL鉄道模型の転車台の電源ですが、切り忘れて車止めに激突って事はありませんか。
本線から転車台に入って来た時は自動的に転車台で停止するように少し改造しています。
この時、転車台の電源を切り忘れていると車両は転車台で止まらず車止めに激突してしまいます。
そこで転車台の電源のスイッチを専用コントローラーのスライドスイッチからプッシュスイッチに変更してみました。
プッシュスイッチだと押している間しか電流は流れないので指を離すと転車台の電源は切れるので切り忘れは防げます。
電動転車台のコントローラーを作っていますがこれに転車台の電源スイッチを付け加えます。
センサーで自動停止装置を作った時に電動転車台のコントローラーにDC電源を配線したのでこれを分配して転車台の電源とします。
転車台の電源スイッチは転車台の位置指定ボタンと同じタクトスイッチを使用しました。
手持ちのタクトスイッチがなかったので反転用に使っていたタクトスイッチをひとつ拝借して転車台の電源スイッチとしました。
転車台の反転用のスイッチはスライド式の物に変更しました。
このスイッチで転車台の前と後ろのどちら側を線路に接続するかを切り替えます。
配線図を少し変更してます。
反転用のプッシュ式スイッチをトグルスイッチ(スライドスイッチ)に変更します。
DC電源を主電源と転車台電源に分配して転車台電源側にプッシュ式スイッチ(タクトスイッチ)を途中に入れています。
主電源側は自動停止装置のリレー回路に接続するのは以前のままです。
右下が転車台電源用のタクトスイッチです。
頻繁に操作するので押しやすい位置にしました。
左上がスライドスイッチに変更した反転用切替えスイッチです。
DC電源と主レイアウトの主電源、転車台電源は今回は延長ケーブルを直接基板にハンダ付けしています。
実際に動作させた動画です。
実際に使ってみて転車台の電源スイッチは断然こちらだと思いました。
切り忘れもなくなりましたが車両を待避線から転車台に進ませて停止させる操作もこちらの方がやり易いです。
転車台電源の忘れがなくなったので後は車両の進行方向さえ気を付ければ転車台での事故は防げます。
次回はこの車両の進行方向をコントロールする方法を考えてみたいと思います。
なお今回のような改造を行うと転車台を破損してしまったり動作不良になる場合がありますのであくまでも自己責任という事でお願いします。
49号で配布された転車台の主桁ですがブラシの取り付け不良で待避線にちゃんと通電しませんでした。
取り付け角度を調整したりしていたのですが完全に直しきれませんでした。
そこで49号をもう一冊購入しました。
今回のはちゃんと通電するようです。
転車台の主桁をこちらの方に取り替えました。
主桁の取り付け方法も少し変えました。
以前と同じ方法で主桁にサーボのビス穴を開けます。
ちゃんと中心が取れているかどうかピンバイスを押し当てて確認しました。(小型のピンバイスがちょうど主桁の軸にフィットします)
なお今回はサーボ軸と主桁のずれを防ぐピンの穴は開けません。
今回はこちらの方法で主桁とサーボ軸を接続しました。
ただ主桁をあまり加工したくなかったのと主桁は柔らかい素材なので長時間の回転で溝が大きくなってズレが生じてこないか心配だったので少しやり方を変えました。
5mmのアルミ棒を4mm位にカットしたものを使います。
長さ数ミリのためにわざわざ長いアルミ棒を購入するのもバカバカしいので今回はこういうものを使いました。
アルミ平リベットといってホームセンターなどで手に入ります。
カットする時は以前やったように適当な厚さの板を治具にしてカットや切断面にヤスリをかけると綺麗に仕上がります。
中心に2mmのビス穴を開けて金ノコで切断面に溝を作ります。
サーボの方は以前加工したものをそのまま使います。
今回新たにサーボ軸を加工する場合は原点調整は後でやるのでサーボ軸の凸部の方向は任意で構いません。
分かりやすいようにサーボ軸の原点マークが真上になるように加工すればよいと思います。
今回もサーボ軸と主桁がなるべく垂直になるようにサーボ軸と今回のパーツにヤスリをかけて調整します。
調整できたら主桁側の切断面から1mm位の所にズレ防止のピンを差し込んでおきます。
表面に出す長さはなるべく主桁の回転に支障がないように軸の壁の厚み以下にします。
またあまり深すぎるとビス穴に飛び出してビスが入らなくなるので注意してください。
すぐ抜けるようだったら瞬間接着剤を少しつけて抜けないようにしてください。
最初はこのパーツを主桁と接着する方法を考えたのですが、また取り付け方法を変更するかも知れないので外せるようにしました。
エポキシ系の接着剤でガッチリ接着すれば絶対にズレてこないと思います。
なお主桁の方の加工はしなくて構わないです。
主桁を固定する時に取り付けビスを締める事によりこのピンが主桁の軸の壁に食い込んで行き自分で溝を刻んでいってくれます。
パーツの分サーボ軸までの距離が少し長くなったので今回はビスは専用タップネジではなく2mmの長さ15mmのものを使いました。(+ワッシャー)
ビスを締めこむ前に主桁が緑矢印の位置に来るように原点の位置を調整します。
なお転車台用のスケッチは回転が終わるとトルクオフにするためビスを締める時、サーボが回ってしまいますのでこちらのスケッチを使ってください。
サーボをつないだ状態でスケッチを転送すると原点に移動してトルクオンの状態を保持します。
またこちらの方法で調整しておくと確実に稼働範囲が確保できます。
以前メンテナンス用に転車台のブロックを2つ外せるようにしました。
しかし前回の方法だとレイアウト側にネジや釘の頭が出てしまうので今回は違う方法で外せるようにしました。
転車台をレイアウトに置いた状態で取り外したブロックのビス穴に目印となる小さい穴を開けておきます。
転車台を外してこの穴を目印に3.5mm〜5mmの穴を開けます。
ブロックのビスの頭の大きさが3.5mmですがこれだと少しずれたらブロックのビスが回せなくなってしまいます。
ただ丁度の大きさの方がビスをホールドしてくれますので作業はやり易いと思います。
レイアウトの下からブロックのビスをドライバーで回してブロックを取り外したり付けたりします。
結構やりにくいですが転車台のレールを固定した後は主桁のメンテナンスができなくなってしまいますのでこの穴を開けておいてはいかがでしょう。
目次に戻る