バスを動かすその2
2010年12月19日
2010年12月23日改訂


 引き続き講談社の「鉄道模型少年時代」バスを動かす工事を行っています。
 前回バスが通る道路にレール(TOMIXのFine Track)を仮置きしていましたが、今回はフレキシブルレールを道路に埋め込んで本来あってはいけない線路を目立たなくする作業を行います。
 道路は以前YUJIさんがされた少年時代の補強材を使った道路のアイディアを拝借させてもらいました。

 まず2号で配布されたレイアウトの型紙に合わせて道路部分をカッターで切出します。
 今回道路を工事するのは駅前踏切から手前の踏切のグレーの部分です。  駅前踏切の傾斜路は除きました。



 次にフレキシブルレールを切り出した補強材に当ててレールの位置を決めます。  道路は手前右にカーブしているのでこれに合わせてレールもカーブさせて合わせます。
 シャープペンシルでレールの淵(枕木と枕木の間)に印を付けていきます。
 印を付ける間隔は適当に10分割する位の位置に付けました。



 シャープペンシルで付けた印を定規で結んでいきカッターでこの線に沿って切断していきます。  この線は曲線なので定規を使わない方がやりやすいと思います。



 切り分けたパーツの両側を使います。



 太い方のパーツと同じものをもう一つ切出しておきます。
 これは道路全体を同じ高さにするために貼り付けるためのものです。



 切り出したもう一つのパーツはフレキシブルレールを貼り付ける部分、約1cm(写真青部分)はカットしておきます。

 フレキシブルレールを少し長めにカットします。フレキシブルレールはニッパー等で簡単に切断できます。



 フレキシブルレールの端の枕木の部分を3cm位カットして金属部分だけにします。
 この金属部分を下側に90°曲げます。後でこの部分をレイアウトのベースに差し込んで電源を接続します。
 レールは硬いので曲げると簡単に折れてしまいますので注意して曲げてください。

 先に切り出した補強材の内側にフレキシブルレールを接着していきます。
 今回、ゼリー状の瞬間接着剤を使いました。枕木の外の部分に接着剤を付けて補強材を貼り合わせていきます。
 この時太い補強材から行ってください。細い方だと補強材がレールに負けてまっすぐになってしまいます。
 瞬間接着剤といえども乾くのに時間がかかるのでセロハンテープで固定しておきます。



 先程切出しておいた高さ調整用の補強材を木工用ボンドで道路の外側の端と合わせて貼り付けます。

 電源の接続のためにフレキシブルレールの金属ジョイントにDC延長ケーブルを半分に切ったものをハンダ付けしたものを作っておきます。
 ケーブルはオスのコネクター側を使います。  少年時代などのTOMIXのコントローラに繋ぎやすくするためで直接電源に接続する場合は、金属ジョイントにリード線をハンダ付けしておくだけで構いません。



 先程折り曲げたレールの金属部分を通す穴をベースに空けます。



 この穴にレールを通して道路を所定の位置に置きます。  今回は両面テープでベースに貼りつけました。



 このままでも良いのですがレールの間の枕木が目立っていますのでこれを隠す事にします。
 今度は補強材より薄い少年時代の梱包材を使います。
 まず適当な大きさに切ってそれをレールの上から指で押さえつけて梱包材にレールの跡を付けます。



 その跡に沿ってハサミで切ります。  それをレールの間に敷いて枕木を隠します。
 この時梱包材が浮いているとバスの動力ユニットの車輪がレールに密着しないので確実に枕木に抑えます。
 今回は敷いただけですが、梱包材が浮いてしまう時は枕木に接着してください。



 これで完成です。  コントローラを繋いでバスが動く事を確認して今日は終わりです。



 次回はバスがこの道路を自動的に往復するようにしてみたいと思います。

 レールに接着剤が付いてバスがよく動かない時は、レールに1500番位の耐水ペーパー(紙ヤスリ)をかけてきれいにしてください。
 またレールクリーナーできれいにするのも効果があります。
 この時、レールの両側に補強材があるので少年時代付属のレールクリーナーより綿棒の方がやりやすいと思います。



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