人と車のセッテング
2008年7月22日


 昭和の「鉄道模型」を作るのレイアウト作りで人と車をまだ配置していませんでした。
 何かとレイアウトを移動させるのでメチャクチャになる危険性があったのでそのまま放ったらかしてありました。
 そうはいってもこのままレイアウトを未完成のままにしておく訳にはいかないので配置する事にしました。
 教科書には車と人をレイアウトに置く時は「両面テープで固定」と書いてありました。
 何、直径1mm位の人形の足のウラをどうやって「両面テープで固定」?  出来たとしても直ぐに取れそうで、ちょっとした振動で転倒するのは目に見えています。
 まぁちょっとした振動といってもNケージスケールだとマグチュード8クラスの地震なので人が倒れても仕方ないのかも知れませんが。
 しかしマグチュード8クラスの地震はしょっちゅう起きるのでそのままでは実用に耐えません。
 そこで金属のピンで固定する事にしました。0.2mmの真鍮の針金を車に刺して道路に同じく0.2mm穴を開けてそこに固定します。


 ピンバイスで穴を開けて針金を差し込みます。一応瞬間接着剤で固定しておきます。


 ピンバイスで道路に穴を空けます。  車庫の中に車を入れるときは屋根を外して穴を空けます。


 穴は小さいので空けた位置を覚えておかないとどこに空けたか見失います。
 車を差し込んで完成です。  穴は小さいくて目立たないので位置を変えるためいくら空け直しても気になりません。

 次に問題の人のセッティングです。  最初は自動車同様、針金で固定する方法を試みました。
 しかし直径1mm位の足に穴を開けそこに針金を通すのは至難の業で、諦めて直接針金をゼリー状の瞬間接着剤で固定しました。


 しかしここで問題発覚、直接付けた針金は強度不足で直ぐに取れてしまいます。また接合部分がダマになってしまうので写真のようにちゃんと最後まで差し込めません。
 さらに人は建物の近くに配置する場合が多いのでピンバイスで道路に穴を空けられません。

 そこで急遽作成変更。土台に人形を接着して両面テープでレイアウトに固定する事にしました。
 土台ですが使用済みのパスネットを使っています。パスネットの裏側は銀色に塗装されていてレイアウトの道路の色に近いので塗装し直す必要はないと思います。
 また厚みがそれほどなく人形の高さもあまり変わらないので気になりません。

 余談ですがなぜ使用済みパスネットが取ってあるのかと言うと、後で旅費交通費を清算するための記録として残してあります(その都度清算すればいいのですがサボって決算の時にまとめてします)。今はICカードになったのでこれ以上増えないと思います。

 パスネットの表側に両面テープを貼り、6mm×4mm位にカットしておきます。


 ゼリー状瞬間接着剤で人形を土台に接着します。親子を並ばせる時はひとつ土台に接着します。


 全ての人形に土台を取り付けた所です。


 後はレイアウトに人形を置いていくだけです。人形の配置に関しては教科書にも載っていないのでそこはテキトーです。

 人形に土台を付ける事によりレイアウトの移動に伴う転倒はなくなり目的は達成できたのですが、土台が余分なのでリアリティを追求する方にはこの方法はちょっとお勧めできません。
 現在、人形のセッティング方法を変更しています。詳しくはこちらのレポートを参照してください。


 人形を使ってちょっと遊んでみました。松乃湯の女湯を覗く悪ガキです。


 49巻付属の男の子です。まさにここに置いてくれという格好をしています。

 車はオリジナルの車以外に
津川洋行のダイハツミゼットを買い足しています。
 これは昭和の「鉄道模型」を作るのレイアウトにミゼットに乗るとんま天狗(月光仮面と同じく私の昭和のヒーロー)を置こうと思い買ってありました。
 しかしこれは私の記憶違いでとんま天狗はオロナイン軟膏でダイハツミゼットはやりくりアパートの方でした。しかもミゼットは後期型ではなく前期型(幌付き)でした。人間の記憶って40年も経つといい加減ですね(私だけかも知れませんが)。
 そんな訳でミゼットに乗っているとんま天狗はボツとなり魚屋さんの車になった次第です。

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