サンデー美術館
2009年8月19日
サンデーフォトスタジオのサンプルとしてサンデー美術館と称して有名な絵画をいくつか提供しています。
サンデーフォトスタジオで3D化の作業をしていると普段なんとなく見ている絵画も細部まで細かく見れてこれらの絵画の素晴らしさが改めて実感できます。
最初に選んだ絵画はレオナルドダビンチの「最後の晩餐」です。
この絵は遠近法を巧みに利用した絵画として有名ですが3Dにする事によりいっそう遠近感が強調されました。
歳月が経っているため色の鮮やかさが失われていますがサンデー美術館の絵画は3D化以外は極力オリジナルのままにしていますのであえて色調等のレタッチは行っていません。
私が世の中で一番好きな絵画は葛飾北斎の「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」です。
北斎が意図したのか偶然か知りませんがこの絵には黄金比が使われているという事です。
しかし何という大胆な構図なのでしょうか。
普通はタイトルの富嶽の富士山を大きく描くのでしょうがあえて遠方に描き波のダイナミックさを強調しているのだと思います。
3D化に際しては幾重にも重なる波と波しぶきの遠近値をいくつか変えて設定してみました。
細部を見て改めてこの絵の素晴らしさを実感しました。
有名な絵画としてよく取り上げられるのがこのゴッホの「ひまわり」です。
子供の頃、自分でも書けそうな絵に何が素晴らしいのかよく分かりませんでしたが今でもその価値がよく分かりません。
3D化すればその素晴らしさが分かるかと思いましたがちょっと「イマイチ」です。
分かる人が見ればサンデー美術館のこの絵の3Dも素晴らしいのだとは思いますが。
アングルの「泉」です。
私がこの絵に出会ったのは小学校の頃でした。
この絵が載っている本を見たさに毎日昼休み学校の図書館に通いました。
ひょっとすると私の初恋の相手は彼女かも知れません。(小学校の頃から・・・と突っ込まないでください)
30年位前にこの絵が日本来た時、上野の美術館に彼女に会いに行った事があります。
実はこの原画163cm×80cmと非常に縦長です。
サンデーフォトスタジオのはがきサイズにするため背景をレタッチで拡張しています。
3D化以外は極力オリジナルのままというサンデー美術館の主旨に反しますが作品を標準の用紙に印刷できるようにするためですのでご了承ください。
こちらも有名なミレーの落穂拾いです。
よく見ると遠くの地平線に家が描かれています。
それとは対照的に落穂を拾う人たちが手前に大きく描かれています。
これも3Dにするにはおもしろい素材だと思います。
A4サイズで印刷してフォトフレームに入れて壁に飾れば立派なインテリアになります。
遠くからでも立体的に見えるように30LPIのレンチキュラーレンズを使っています。
いくつか世界の巨匠の絵をサンデーフォトスタジオで3D化しましたがこの作業は実におもしろいです。
いままで美術にあまり興味のなかった方も是非挑戦してみてください。
現在サンデー美術館に展示されている作品は少ないですが、今後作品を増やしていくつもりですので時々チェックしてみてください。
ここで紹介したサンデー美術館の作品のデータは弊社ホームページからダウンロードする事ができます。
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