「SL鉄道模型」雑居ビルのネオンサインその2
2012年5月5日


 前回の点灯実験に引き続いてネオンを実装してみます。
 今回使った共立電子のナイトライダーキットは6個のLEDを順次点滅します。
 各LEDに6本ずつ計36本のグラスファイバーを接続します。
 点滅装置や看板の施工方法については前回の記事を参照してください。



 今回使用する光ファイバー(0.25mmφ)より少し太い0.3mmのドリルで看板に36個の穴を開けていきます。
 看板の6列ある朝日(ユウヒ?)の赤部分に各々6個づつの穴を開けます。
 赤い部分には5個だけ開けて後の1個は内側に開けます。  最初に赤い部分の両端に開けて後はその真ん中、またその真ん中と目測で5個の穴が開けられます。
 一番外側は全体の間隔を空けたいのでできるだけ外側に開けます。  次に同じ隔分で内側に1個開けます。

 この穴に半田ゴテで片方をつぶした光ファイバーを差し込んでいきます。(一度に全部差し込むよりLED単位で随時LEDに接続していく方が楽かも知れません)



 全部通したところで万能ボンド(アクアリンカー)を看板の裏に垂らして固めておきました。

 まずてっとり早く適当に6本づつLEDに接続してみました。
     
 まぁネオンサインに見えない事もないですがイマイチです。

 次に各列単位にLEDを割り付けました。
     
 ネオンサインらしくらりました。ワイパーのような動きをします。
 列単位なので光ファイバーの識別がやりやすいので工作が楽です。

 次に実験でもやったように内側から順番にLEDを割り付けていきます。

     

 光ケーブルの配線が複雑になったので光ファイバーの識別にレーザーポインタを使ってみました。光ファイバーにレーザーポインタの光を当てて実際に光らせてみて看板のどこに対応しているか確認できます。



 LEDにチューブを被せた治具を作っても代用できると思います。
 パターンが決まったので光ファイバーが抜けないように万能ボンド(アクアリンカー)を内側のチューブに垂らして固めておきました。



 基板の可変抵抗が回せるように壁に穴を開けてドライバーで点滅速度の調整ができるようにしました。


 実際に動作させた時の動画(YouTube)です。

     

 発光装置には12Vの電圧をかけています。
 今回はいろいろなパターンを試すため光ファイバーの配線に結構苦労しました。
 全ての光ファイバーを看板に通してからLEDに接続しました。
 しかし後からだと36本の光ファイバーの識別がしづらいのでパターンを変更する必要がない場合はパターンの内側からLED単位で光ファイバーを通してLEDに接続していった方が簡単だと思います。

 今回は各列の点滅順序を同じにしましたが、奇数列と偶数列で方向を変えたり各列で一個づつずらしていくのも面白いかも知れません。
 またキットのLEDをそのまま使ったため全部同じ色になりましたがLED毎に色を変えてみるのもいいかも知れません。

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