Nゲージに向かって「出発進行」
2011年11月10日


 前回のロボゼロの音声認識制御の流れでNゲージを音声認識で制御させてみました。
 今回はポイント制御も行うので初代の「昭和の鉄道模型を作る」のレイアウトを使用しました。



 音声認識をサポートするためにNATOCを久しぶりにバージョンアップしました。
 音声認識の部分はロボゼロの音声認識で作成したプログラムの音声認識部分をNATOCに組み込んだだけで制御部分をNATOCの制御関数に変更しただけです。



 ロボゼロの時の様に認識された言葉が文字で表示されます。
 一応各制御に対応する命令はユーザが自由に変更できるように設定ダイアログを作りました。



 複数定義できるので発車でも前進でも列車は時計回りに動きます。
 また列車制御の他にサウンドの再生も音声で制御できるようにしました。

 実際やってみて分かったのですが駅のホームで丁度いい位置で停止させるのはかなり難しいです。



 少しでも遅れると写真のように車止めに激突してしまいます。
 そこでコンピュータの力を借りて自動的に停止するようにしました。
 今回は手動操作と同じなので基本的にカメラは要らないのですが自動停止を行うためにはカメラが必要です。
 しかしタイミングのコツさえつかめば音声だけで丁度いい位置に止められると思います。

 音声認識のセットアップ等はロボゼロの記事を参照してください。
 またNATOCのドキュメントやこちらに詳しく記載されています。

 音声認識はNATOC2.70からサポートされています。NATOC2.70はフリーソフトでこちらからダウンロードできます。
 実際にNゲージのレイアウトや制御ボードがなくてもシミュレーションモードで音声認識の制御が楽しめます。



 実際にレイアウトを使ってに動かした動画です。(命令している音声は後から処理しています)

     

 こちらはシミュレーションモードの動画です

     
 単語で命令するだけなのでロボゼロの時より言う事を聞いてくれます。
 ただ日本語に特化しているのでベルなどのカタカナ英語は苦手のようです。

 最初は声で列車を動かすなんて子供じみていると思っていたのですがやりだすと結構ハマります。
 ただし他に家族が居る時はあまりやらない方がいいかも知れません。

目次に戻る