零戦エンジンをコンピュータ制御するその1
2011年7月31日


 長かった週刊零戦をつくるですがついに100号完結を迎えました。
 しかし100号は今まで放っておかれた作業を行い一気に完成させるというもので今までの作業量とは比べ物になりません。
 私の場合、塗装もしなければならず(従ってデカールも貼ってありません)完成にはまだ程遠い状態です。

 今回は本体とは別にプロペラ+サウンドシステムというのを購入したのでそれで少し遊んでみます。
 赤外線コントロールという言葉に惹かれてつい買ってしまいました。
 というのは赤外線コントロールはIRACSという赤外線カー自動制御システムのロボQ版で使っているインターフェイスがそのまま使えると考えたからです。

 パソコンとのインターフェイスはBUFFALOのパソコン用学習リモコン PC-OP-RS1を使います。



 これは本来家電品の赤外線リモコンから送信される信号をパソコンに覚えさせておきパソコンにUSB接続した学習リモコンを通して家電品を制御するものです。


 まず最初に零戦の赤外線コントローラを使って各コマンドをファイルに保存します。
 この学習リモコン、SDK(ソフトウェア開発キット)があるのでそれを使って保存ファイルを書き出すプログラムを作ってありました。



 各ボタン毎にファイルを作成していきます。  エンジンの始動と停止はリモコンでもひとつのボタンですが送信される信号も同じようです。
 次に赤外線信号を送信するコントロールプログラムを作成します。
 単にファイルに書かれた信号を送信するだけのプログラムはすでに作ってありますが、今回零戦用に新しいプログラムを作りました。
 折角なのでプログラムアイコンも零戦で(別にここまで凝らなくても良かったのですが)



 プログラムの画像は零戦のコックピットです。
 エンジンの始動と停止はコックピット前面のメインスイッチ(下段左から2番目)。
 エンジン音の大小はコックピット右側のスロットルレバーで行います。



 画像の動きが分かるようにGIF動画にしてあるので上の画像で動きが確認できます。

 赤外線の送信機はエンジンのプロペラに向けてセットします。



 プログラムを操作して動きを確認します。



 実際にエンジンを動かした動画です。

     



 このプロペラ+サウンドシステムは動作が単純なのであまり凝った事ができませんが一応コンピュータ制御ができる事が確認できました。
 次回は零戦本体にこのエンジンを組み込んで動かしてみたいと思います。
 しかしあくまで零戦本体が完成すればの話ですが(いつになるやら)。

目次に戻る