子供の頃の思い出
2008年7月10日


 余分に買った電動ポイントの活用方法は何かないか考えていました。  これは昭和の鉄道模型のオリジナルのポイントはNATOC開発中に配線間違いで壊してしまいバックナンバーを取り寄せたのですが2回も不良品に当たってしまったものです。ポイントは不良でしたが駆動ユニットは正常に動作します。
 ポイントは永久磁石の両側を電磁石の間を5mm位スライドします。  クランクの構造を使えばスライド幅をもっと大きくできますが構造が複雑になるので今回は駆動装置のスライド幅をそのまま使う事にしました。
 5mmというとNゲージスケールで75cmになりますが窓の大きさがそれくらいの幅なので窓を開閉させる事にします。
 後はどの建物にするかですが建物に駆動装置を建物に入れたいので昭和の鉄道模型をつくるのレイアウトで該当する建物は限られます。  丁度良い建物がありました。駅の引込み線の端の木造アパートです。
 私は子供の頃、京都の梅小路機関区(今の蒸気機関車館のある所)の近くに住んでいました。機関区に汽車が戻って来る音がするとその都度、母親にせがんで見に連れていってもらってたそうです。
 そんな子供の頃の思い出をこのレイアウトに再現させてみます。(当時私の家は2建ではなく、線路の脇でもありませんでしたが)

 正面を向いている壁を取り外して二階の真ん中の部屋の窓枠をカッターで切り抜きます。  この時、ガラス代わりの半透明のプラ板は外しておきます。この板をはめる突起も駆動ユニットの実装の邪魔になるのでカッターで切り落としておきます。


 電動ユニットを両面テープで貼り付けます。壁とぴったりのサイズです。


 電動ユニットの稼動パーツに切り抜いた窓枠と子供の人形を瞬間接着剤で接着します。  それぞれの位置は稼動部分を電動ユニットに取り付け左右にスライドさせて実際にアパートの壁に合わせて調整します。
 子供の人形はTOMTECのザ・人間シリーズ乗る人々の電車の窓の外を見ている男の子を使いました。  今回は窓の外を眺めている子供なのでこの人形がそのまま使えます。


 電動ユニットにカバーをかぶせます。電動ユニットの手動レバーがこのカバーに沿って平行にスライドするようにします。今回は使用済みのプリペイドカードを切ったものを両面テープで貼り付けました。


 窓が閉じたところと開いたところです。


 アパートの床に穴を開け電動ユニットのリード線を外に出して壁をレイアウトの元の位置に戻して完成です。


 この仕掛けはポイント2としてコントロールするので電動ユニットのリード線コントローラのをポイント2のコネクタまたはI/Oコントローラのポイント2のコネクタに接続します。

 次にNATOCの自動運転プログラムで物語のストーリーを作ります。
 1. 蒸気機関車をしばらく走らせて駅の引込み線に入れます。
 2. 蒸気機関車に気が付いた少年はを窓を開けます。
 3. しばらく眺めていたら月光仮面(何度もスミマセン)のオープングテーマが流れてきます。
 4. 少年はテレビの月光仮面を見るために急いで窓を閉めます。

 実際に動かして見るとちょっとアパートと蒸気機関車が近すぎですね。こんな環境、実際ではあり得ないですね。


 自動運転動画(YouTube)
     

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